[アップデート] Amazon SageMaker Studio 上で Amazon Q Developer が利用できるようになりました
こんにちは、森田です。
以下のアップデートで Amazon SageMaker Studio 上で Amazon Q Developer が利用できるようになりました。
本記事では、実際に Amazon SageMaker Studio 上で Amazon Q Developer を利用するために必要な手順をご紹介します。
やってみた
SageMaker Domain の作成
まずは、SageMaker Domainを作成していきます。
Amazon Q Developer を利用するためには、 Identity Center との連携が必要となるため、 組織向けの設定 を選択します。
ここで私は躓いたのですが、 Identity Center は Organizations で有効化していない場合は以下のようなエラーが出てしまいます。
あとは、デフォルト値のまま設定を進めていきます。
途中で、見慣れない Studio UIをカスタマイズ の項目があったので確認したところ、以下のタイミングで追加された機能のようでした。
せっかくなので、2つのアプリケーションのみを有効化してみます。
また、Amazon Q Developer の設定項目があるため、QプロファイルのARNを入力します。
QプロファイルのARNについては、Amazon Q Developer のコンソール上から確認できます。
ユーザプロファイル設定
ドメイン作成後に、ドメイン利用可能なユーザの割り当てが必要となります。
また、追加するユーザには、Q Developer Pro のサブスクリプションの割り当てが必要となります。
SageMaker Studio の確認
では、実際に SageMaker Studio を起動して、Amazon Q Developerが有効化されているかを確認していきます。
追加したユーザプロファイルを選択して、SageMaker Studio を起動します。
SageMaker Studio では、先ほどカスタマイズした通り、 JupyterLab と Code Editor のみが有効化されています。
JupyterLab を選択して新しいスペースの作成を行います。
スペース作成後、 Open を選択して、JupyterLab を開きます。
JupyterLab では、新しいノートブックの作成を行います。
あとは、コードを入力していくと、Amazon Q Developer がコードの提案をしてくれるようになります。
(日本語でも問題なく動作しているようでした。)
さいごに
Amazon SageMaker Studio 上で Amazon Q Developerを有効化してみましたが、結構つまずきました。
特に、組織向けの設定がうまくできず、AWS CLIでも試し、Organizations で有効化したところ上手くいきました。
あとは、意外と各ユーザへのサブスクリプションを付与を忘れてしまうので、みなさんもご注意ください。